エッセイを書くにあたっての私なりの基本方針

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本 まぐれ

『この本は、筆者が思うところを真っ正直に書いた私事のエッセイであって、基本的に、リスク・テイクの実践に関連した考えや営み、観察にもとづいている。学術論文というわけではないし、どう見ても、おお神よ許し給え、化学的な調査報告でもない。楽しみのために書かれた本であり、(基本的には)楽しむために読んでもらえる本、そして楽しんで読んでもらえる本を志している。

ランダムな事象を扱うときの(身についたものにせよ、生まれついたものにせよ)私たちのバイアス(偏り)については、ここ10年ほどの間にたくさんのことが書かれている。

この本の第1版を書くときに自分で決めたルールは、

(a) 題材について、自分でみたことか自分で考えたこと以外は書かない、そして
(b) 題材についてはほとんど苦もなく書けるぐらいよく分かっていなかこと以外は書かない。

ということだった。

ちょっとでも仕事みたいな感じのすることは全部ルール違反だ。』

上記に書いたものは、ナシーム・ニコラス・タレブ著 『まぐれ』の、はじめにで書かれている文章である。

私が書くエッセイに関してはそうありたいと思っているがいささか分かりにくと思うので(私はそうであった)、

それを踏まえて私なりのエッセイを書くルールとしては、

「エッセイは楽しんで書くから、楽しんで読んでくれると嬉しいな。ただ根拠などないものもあるが、それは悪気があるわけではない。そして、よく分かってないことも好き勝手書く」

みたいな感じで書いていく。

自分が楽しく書けて、読んでくれる人も楽しめたら最高というもので、読んでためになるものでもない。
ただの楽しい時間潰しといった程度のものになることを目指して書く。

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